うくことのメンタルクエスト

今日も誰かのこころをほぐす。こころセラピー発信基地

【モンスターアイドル】豆柴の大群の次世代型広告戦略

 

人気番組「水曜日のダウンタウン」の人気コーナー「モンスターアイドル」から生まれたアイドルグループ「豆柴の大群」。

安田大サーカスのクロちゃんがプロデューサーした事で話題となった彼女たちは

一見するとただの番組企画タレントだが、

 これは長く不況にあえいでるエンタメ業界に一石を投じた

ものすごく綿密に設計された広告戦略の実験だったのではないだろうか。

 

 

 

f:id:ukukoto:20191226130446j:plain

モンスターアイドルはやらせか?

 

この前身のコーナー「モンスターハウス」はみなさんご存知の通り「テラスハウス」のパロディでした。

今流行りの恋愛バラエティだですが、さかのぼっていくと日本では「あいのり」が最初だったかもしれない。

「あいのり」はワンボックスに男女が乗り合わせて異国を旅し、カップルが成立すると帰国するという流れの番組でした。

当時はまだ「テレビはやらせ」という認識が薄い時代で、視聴者のほとんどが純粋にリアルな恋愛と信じていました。

しかし出演した女性が「やらせ」を暴露。

「私はだれと恋愛して帰国するのか、最初から決まっていました。」

と週刊誌に告白。AVデビューしてしまうなど色々と話題になりました。

 

ではモンスターハウスはどうなんでしょう?

 

純粋に信じている方がいらっしゃたら申し訳ないですが、私的な見解ではヤラセと思って間違い無いでしょう。

ほとんどの方が分かってると思いますが、簡単に解説しますとカメラの位置がすべてです。

一つのシーンにあらゆる角度からの映像が流れています。角度が変わると明らかにさっきまでカメラがあった場所にカメラマンがいない。など、その他もろもろ、、

あと、みんな撮られている事を知っているのだから、影でクロちゃんの悪口言うわけないですよね。

と、別にここでは「あれがおかしい、これがおかしい」という趣旨の話をしたいわけではありません。

 

肝心なのは「どこまでが本当だったのか」です。

 

もし脚本があったとしても、クロちゃんの振る舞いは全て決められていたのでしょうか?

誰がオーディションに選ばれて最終的には5人になるところまで決められていたんでしょうか?

 

結局この企画はSNSでも大変話題になり、「豆柴の大群」は最高の形でのデビューとなりました。

 

偶然にしては話ができすぎている。

僕はこれは綿密に設計された広告戦略だったと感じました。

 

クロちゃんの面白さ

まず、すべて脚本通りでクロちゃんがあんなに面白いのだったら、脚本家天才です。まいりました。

逆に、全部がアドリブであんなに面白かったら、クロちゃんは天才です。

そして人としてクソすぎます。

演者が全員大泣きしていたり、放送できない部分があったりなど、所々リアルっぽいところを見ると、きっとおおまかな筋書きがあって、その上で演者たちのアドリブで構成されていたように感じました。みなさんはいかがでしょう?それも含めて全部脚本でしょうか??それとも全部本当??

 

WACKの全面協力

このモンスターアイドルの企画は音楽プロダクションの「WACK」全面協力という形で始まりました。

知ってる人もたくさんいると思いますが、前身のコーナー「モンスターハウス」の段階でWACK所属のBiSHのプロモーションMVに出演している子が、コーナー内に出ていたりBiSHの曲が流れたりと、ファンの間では話題になり、この時からすでに「水曜日のダウンタウン」とは繋がりがあったように思います。

そして番組にも出ていたWACKの代表である渡辺淳之介さん。

この人が話題作りのプロなんです。WACKの筆頭アーティストであるBiSHを地下アイドルからここまで押し上げた手腕をみていると、この「モンスターアイドル」も渡辺淳之介さんの戦略が散りばめられていたとしか思えません。

 

ヒーローズジャーニー

シナリオを勉強したことのある方は知っていると思いますが

物語には基本的な一つの法則があります。

それがヒーローズジャーニーと呼ばれるものです。

たとえば物語というのは基本的に主人公が夢を叶えたり現状を打ち破るのがクライマックスとなります。

では、ただ主人公が夢を叶えただけであなたはその物語に感動するでしょうか?

 

太郎君がいました。

太郎君は歌手になりたいという夢があります。

太郎君はオーディションに受かり無事に歌手デビューしました。

 

こんな物語、誰も面白くないですよね。ここには足りないある一つの要素があります。

その要素とはなんでしょうか??

 

「絶対的な逆境」です。

 

太郎君がいました。

太郎君は歌手になりたいという夢があります。

太郎くんは悪徳プロデューサーに騙されて、夢を諦めかけましたが

最後のチャンスのオーディションに受かり無事に歌手デビューしました。

 

いかがでしょう?ちゃんとお話になりましたね。

まったく逆境がないと物語は平坦のものとなり、感動を産みません。

 

そして今回の「モンスターアイドル」もこのシナリオ法則が上手に活用されていました。

そうです。クロちゃんという逆境です。

クロちゃんがただクソで面白いだけでなく、クソであるために女の子たちを逆境に追い込んでいきます。

1人目はナオでした。モンスターアイドルのほとんどの時間は「ナオの逆境」を描くのに費やされました。

ここで視聴者は当然、ナオに思い入れが強くなります。

そしてみんなクロちゃんに殺意に近いものを覚えます。

そしてと視聴者は思います。なんとかナオに逆境をはねのけて欲しい!と。

 

CDという制裁権

 

そして見事デビューをはたしたナオ達に安堵したのもつかの間、、

クロちゃんをプロデューサーから外すという制裁権をつけたCDを販売。

これはCDが売れない中、AKBがCDを握手券というものに価値をずらして成功した手法をうまくアレンジして活用されています。

視聴者はクロちゃんを制裁したいがために、またはそれを面白がりCDを買うというふうに、上手に購買意欲に変換されています。

きっと熱心なアイドルファン以外の人も、「買ったら話題になるから」「SNSにアップしよう」という動機で購入した人もいると思います。

 

結果、予想は的中。クロちゃんを制裁するためにみんなCDを買おうと思うわけです。

そして、みんなふと気づきます。。。

あれ、、クロちゃんいなくなったら「豆柴の大群」の今後もやばくない???

 

一見、クロちゃん解任のCDが売れるかと思いきや、票が見事に別れました。

3種類のCDがそれなりにまんべんなく売れる。

オリコン週間チャート1位!ツイッターのフォロワーもばんばん増える!

すごい。。これは偶然なんでしょうか?

 

 

 

もう1人のヒロイン

ここからがまた凄かった。

最終選考で落とされたカエデ。しかも理由がクロちゃんが「彼女にしたいから」というクソな理由です。

またそのデートの映像がひどいひどい、、

当然、視聴者はカエデに同情します。

そしてこう願います。

 

カエデもアイドルとして夢をはたして欲しい!

 

そうです。ここにもちゃんとヒーローズジャーニー埋め込まれていたんです。

 

結果、クロちゃんは解任。カエデがメンバー入りすることで

「豆柴の大群」は完成しました。

 

視聴者は大満足。5人でカウントダウンTVに出ることがすぐさま発表。

ついでにWACK所属のアーティストが生放送に全員出演。

きっとたくさんの人の中にWACKってどんなところ?と思ったのではないでしょうか?

 

水曜日のダウンタウン」は話題になる

「豆柴の大群」も話題になる

「クロちゃん」も話題になる

タワーレコード」はCD売れる

WACK」の名前も売れる

 

完全勝利の広告戦略だったと思います。

でもクロちゃん解任したら、もう「豆柴の大群」売れないんじゃないの?

僕もそれは思います。が売上が減れば上手に演出してやると

それ自体がヒーローズジャーニーの布石となります。

「テコ入れにクロちゃん再就任」のシナリオも用意されているかもしれません。

 

今後に期待しています!あっぱれ!

 

以上、【モンスターアイドル】豆柴の大群の次世代型広告戦略 でした。

 

 

 

 

www.ukukoto.com

 

 

www.ukukoto.com

 

 

www.ukukoto.com