うくことのメンタルクエスト

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【心の時代】豊かさってなんだろう?

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皆さんの考える人生の豊かさとはなんでしょうか?

近年、日本は物質的には豊かになり、誰でもスマホで情報を手に入れられる。

欲しいものはネットでクリックするだけで翌日には届く。

SNSではいつでもみんなと繋がり、いつでも連絡が取れる。

この日本は完全な成熟社会となりました。

だけどもみんな、なぜか心にぽっかりと穴がいている。

ネットでいつでもみんなと繋がっているのに、なぜか感じる寂しさ。。虚しさ。。

物質的な豊かさと反比例して、みんな心の豊かさを失い、証拠もないのに人を中傷し成功者は引きずり降ろされる。。

みんな時代の流れの速さに圧倒されて、人に対する愛情とか優しさをなくしているように感じませんか?

今日はそんな時代に、優しさを取り戻せるようなエピソードを紹介したいと思います。

 

それではいってみましょう!

 

 

母のチケット

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに
遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。

母がもらったのは招待券ではなく優待券だったのだ。

チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わなければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外のベンチで弁当を食べて帰った。

電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、

母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。

新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せてやることもできた。

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。 

 

 

 

この話は某掲示板に書き込まれたコピペなんですが、元ネタは弘兼憲史の漫画、人間交差点と言われています。原作ではオリンピックのチケットが偽物だったという流れで描かれていました。

まあ、ネタ元がどうかはこの際どうでもよくて、

母親の愛と、その愛をしっかりと受け止めている息子に心を打たれるエピソードだと思いご紹介させていただきました。

 

次にご紹介するのは、僕の友人の本当にあったエピソードです。

 

母の残したもの

 I君は大阪のデザイン事務所で、まだ駆け出しのデザイナーとして働いていました。

ある日のこと、I君は社長に呼び出されて、新設した東京事務所のスタッフとして転勤を命じられました。

I君は自分が必要とされている事を嬉しく思い、喜んで引き受けました。

大阪から東京への引っ越しは大変でしたが、

デザイナーとしての仕事を応援してくれていた毋が一緒に手伝ってくれました。

 

その夜はまだ、片付いていないダンボールをテーブルにして、母の作ってくれたカレーを二人で食べながら、これからのデザイナーとしての夢を母に語りました。

それから、I君はハードなデザイン業務をこなして、一生懸命に働いていました。

 

ある日のこと、大阪に住んでいる兄から電話がかかってきました。

I君は嫌な予感がしました。。電話に出ると兄は言いました。

「落ち着いて聞いてくれよ、、お母さん、、癌が見つかった。。」

 

I君はそれはもう一分でも早く大阪に帰りたかったのですが、任された仕事があり、なかなか大阪に帰ることができないでいました。

また、兄から電話がかかってきます。

 

「お母さん、もう長くないみたいやから、早く帰ってきてくれ」

 

なんとか仕事の段取りをつけてI君は大阪へ帰ったのですが、持ち帰った仕事もあり、

母のいる病院へはほとんど顔を出すことができませんでした。

そして、間も無くI君のお母さんは、、帰らぬ人となりました。

 

葬式も終わり、I君は東京へ戻ることになりました。

そしてまた仕事に追われる毎日が始まります。

 

でもI君の頭の中は、ほとんど母に会いに行けなかった後悔でいっぱいでした。

ある日、夜中まで仕事をしてI君は帰宅しました。もうヘトヘトでした。

早く大阪に帰りたいな。。そんな考えも心の中によぎっていました。

そういえば昼から何も食べていたい事に気付いたI君は冷蔵庫を開けました。

何か食べるものなかったかな。。。

冷凍庫の片隅を見てI君はハッとしました。

あの、引っ越しした夜に母が作ってくれたカレーが冷凍されて残っていたのです。

I君はそのカレーを温めると、声を出して泣きながらカレーを食べたのでした。

夢を語った日に、今は亡き母が作ってくれたカレー。

「俺、もうちょっと東京で頑張ってみる。。」

それは、もう一度母と対面できた夜でした。

 

いかがでしょうか。

どちらのエピソードも心を動かされたのは、お金でも物質でもなく、人を思う気持ちの部分でした。もちろんお金がないと、困った人を救うことも出来ないということもあります。

この目まぐるしいスピードを生きていく僕たちは、たまにはすでに隣にある大切なものを、振り返ってみることも必要なのかもしれません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上、【心の時代】豊かさってなんだろう?でした。

 

 

 

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