うくことのメンタルクエスト

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【X Japan】hideが僕に残してくれたもの

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1998年5月2日、電話が鳴った。当時一緒にバンドをやってる友人からだった。

その時僕は何をしていたのだろう。あまりよく覚えてないんだけど、友人の深刻な声だけはすごく覚えている。いつもチャラチャラしていた友人が慌てた様子で僕に言った。

「hideが死んだ。」

僕は友人が何を言っているのか瞬時には理解できなかった。

 「え?誰が死んだって?」

「hideが死んでん!」

「hideって誰やねん??」

「Xのhideや!」

「!!!!!??」

その日を境に連日ワイドショーはhideの死を取り上げた。

5月7日に行われた告別式には大勢のファンが参列し、皮肉にもロックファンでない一般の人達にもX japanの名前が浸透した出来事となった。

 

Xメジャーデビュー

僕がXを最初に見たのは中学生の時見た「天才たけしの元気が出るテレビ」だった。

その時は完全にヘビメタバンドはイロモノ扱いで、Xはラーメン屋でヘビメタバンドが演奏したらどうなるか?みたいな企画に出演していたと記憶している。

今から考えるとあのXがよくそんな事をしていたなと思う。

僕も笑いながら見ていたし、音楽もろくに聞いていなかった。

そしてその後、すぐにメジャーデビューをしたXを聞いた時の衝撃は忘れられない。

 

Xは瞬く間に超人気バンドと成長し、僕たちもXのビデオテープを友達と回して毎夜毎晩熱狂してみたものだ。

そんな人気バンドのXの中でも、人気を二分したのがyoshikiとhideだった。

ギターに熱中していた僕はXのバンドスコアを手に入れたものの、全然弾くことはできなかった。パンク中心にコピーしてきた当時の僕には、高速で刻むギタープレイは到底真似ることはできなかった。

 

ある日友達が発見した。コンポにあるPANのノブを右に回すとhideパート、左に回すとpataパートが聞こえることに。今考えると物凄い当たり前なんだけど、当時の僕達には大発見で、二人がどのようにギターを弾いてるのかが分かって興奮した。

そして一生懸命にコピーした。

そしてコピーバンドでライブをした。結果は散々だったけどいい経験になった。

 

hideソロデビュー

1993年、hideがソロデビューをした。2枚のシングル同時発売だった。

もちろん発売日に2枚とも買った。

CDデッキに入れると曲数が99曲と表示されていた。

壊れたのかと思ったけど、なんと92曲目に別バージョンが収録されているというサプライズ付きだった。

翌年には待望のファーストアルバムが発売された。

僕はこのアルバムの5曲目の「DRINK OR DIE」という曲になぜか無性にひかれた。

イントロからスライドで入ってくる激しいディストーションサウンドに聞き惚れた。

ヘッドフォンで聴くと左右に同じフレーズのギターが重ねて入っている。

ものすごく重圧なサウンドの秘密を知った気分になった。

その音が出したくて出したくて、エフェクターを色々といじるのだけれど思った音にはならない。何かの雑誌にその曲はモッキンバードでなく、レスポールで録音したと書いてあった。

僕のギターも安物だけどレスポールだった。同じ音が出るに違いない。雑誌にhideの音のセッティングが載っていると一生懸命に真似をした。

だけどやっぱりプロと同じ音なんてでるわけなかった。

 

X japan解散そしてhideはソロ活動へ

xは2枚目のサイレントジェラシーをリリースした後の活動はゆっくりとしたものだった。世界でデビューすると聞いていたが当時はまだインターネットは盛んでなく情報はあまり入ってこなかったと記憶している。

この頃僕は社会人となっていて、仕事に忙しくて音楽を離れていた。

そして97年解散。

この頃にはhideはデビュー当時のオリエンタルなイメージではなく近未来でPOPな服装をしていた。

そして「ROCKET DIVE」発売。

 

だいたいおんなじ毎日

そいで まあまあそれなりOK

だけどなんとなく空見上げちゃうでしょ?

 

何にもないって事、そりゃあなんでもありって事

君の行きたい場所へどこでもいける

 

何年待ってみても 何も降ってきやしないだろう?

君の胸のミサイル抱えていこう

 

社会人としてまだまだ未熟だった僕には刺さりまくった。

僕のための歌だと思った。

 

そして2枚目の「ever free」

 

デタラメと呼ばれた君の夢の

続きはまだ 胸の中でふるえてる

ever free 崩れそうな君のストーリー

描ければ 見えるのか DReam

 

思春期に多大な影響を与えてもらったhideはこの後、

もう一枚のシングルリリースを前にして旅立ってしまった。

あれから何年経ったのだろう。

僕はとっくにhideより年上になってしまったけど

今でも僕はあの時のミサイルを胸に抱えているのだ。

 

 


hide with Spread Beaver - ROCKET DIVE